海沿いの横須賀市で必須の塩害対策!外壁塗装のプロが教える秘訣


神奈川県横須賀市は東京湾と相模湾に面した美しい海の街です。
しかし、海沿いの地域では「塩害」という特有の課題があり、住宅の外壁や屋根に深刻な影響を及ぼします。
そこで今回は、横須賀市にフォーカスを当て、外壁塗装における塩害対策について詳しく解説します。
「新築から10年以上が経った」「サビが心配」「外壁塗装を考えている」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
海沿い特有の課題である塩害とは
海沿いの地域である横須賀市では、塩害による塗装の劣化やサビは軽視できません。
まずは塩害とは何か、どのような被害が起こり、どんな立地だと塩害を受けやすいのか見ていきましょう。
塩害とは何か


塩害とは、海水に含まれる塩分が風や雨によって運ばれ、建物や金属部品、農作物などに悪影響を及ぼす現象です。
特に横須賀市のような海沿いの地域では、潮風によって塩分が建物に付着しやすく、外壁塗装の劣化や金属部の腐食が進行します。
これにより、塗膜の剥がれ、チョーキング(白亜化現象)、サビの発生などが起こり、建物の寿命を縮める原因となります。
横須賀市は、特に塩害の影響は避けられません。
海から200m以内の地域では特に塩害が顕著で、通常の塗装よりも2~3年早く劣化が進むと言われています。
塩害が外壁に与える影響


・塗膜の劣化:塩分が塗装表面に付着すると塗膜が剥がれやすくなり、チョーキング現象や色あせが発生します。これによって塗装の保護機能が低下し、建物の内部構造が水分や塩分にさらされます。
・金属部のサビ:外壁や屋根に使用される鉄やアルミニウム製の部品は、塩分によって急速にサビます。サビが進行すると部品の強度が低下し、破損や雨漏りのリスクが高まります。
・コンクリートの劣化:コンクリート構造の建物では塩分が内部の鉄筋に到達し、腐食を引き起こす恐れがあります。鉄筋が膨張するとコンクリートにひび割れが発生し、さらなる塩分の侵入を許す悪循環が生じます。
・美観の低下:塩害による塗装の剥がれやサビは建物の美観を損ない、住宅の価値を下げる要因となります。
横須賀市内で特に塩害を受けやすい住宅とは


横須賀市は海に囲まれた地形から、塩害の影響が内陸部よりも顕著です。
特に、以下のような地域では注意が必要です。
・海沿いの住宅地:久里浜、浦賀、鴨居などの海に近いエリア。
・高台の住宅:風向きによっては塩分を含んだ潮風が内陸の高台にも到達。
・古い建物:築15年以上の住宅は過去の塗装が塩害に耐えられない場合が多く、定期的なメンテナンスが不可欠。
塩害から外壁を守るための対策方法3つ


塩害から外壁を守るためには日頃から予防対策をすることが大切です。
1.定期的な点検
塩害の影響を最小限に抑えるには、定期的な点検が不可欠です。
・外壁診断:外壁塗装業者による無料点検などを活用し、塗装の劣化を早期に発見し、対策をする。
・金属部の確認:外壁の他、雨戸や手すりなど、金属部のサビをチェック。
・高圧洗浄:塩分を洗い流すために、年に1~2回の水洗いがおすすめ。ただし、強すぎる洗浄は塗膜を傷めるため注意が必要。
2.ご自身でできるメンテナンス
・水洗い:ホースやシャワー、スポンジ、柔らかいブラシなどで外壁の塩分を洗い流す。高所の作業はプロの業者に任せましょう。
3.タイミングを見て外壁塗装を。
・新築から、または前回のメンテナンスから10年:使用されている塗料によって変動。塩害地域では8~10年で検討を。
・劣化のサイン:チョーキング、色褪せ、ひび割れ、錆の発生は塗り替えのサイン。
・季節:5月や10月は気候が安定し、塗装に最適。予約が混み合うため、早めの計画がおすすめ。
塩害対策に最適な塗料の選び方


塩害対策のポイントは耐塩性と耐久性に優れた塗料を選ぶことです。
以下は、横須賀市での外壁塗装におすすめの塗料です。
シリコン塗料
- 特徴:耐候性と耐久性に優れ、コストパフォーマンスが高い。塩害地域での標準的な選択肢。
- 耐用年数:約10~15年。
- 価格:1平方メートルあたり約2,000~3,000円。
フッ素塗料
- 特徴:耐候性と耐塩性が非常に高く、長期的なメンテナンスコストを削減。ハイドロクリーン効果により、塩分や汚れを雨水で洗い流す。
- 耐用年数:15~20年。
- 価格:1平方メートルあたり約4,000~5,000円。
無機塗料
- 特徴:無機成分を多く含み、非常に高い耐久性と耐塩性を持つ。塩害地域での最上位選択肢。
- 耐用年数:20~25年。
- 価格:1平方メートルあたり約4,500~5,500円。
ラジカル制御型塗料
- 特徴:塗膜の劣化原因であるラジカルを抑制し、塩害によるチョーキングを防ぐ。
- 耐用年数:12~15年。
- 価格:1平方メートルあたり約2,500~3,500円。
塗装工程における塩害対策


塩害対策を最大化するには、塗料や外壁材だけでなく、施工工程も重要です。
業者に見積もりを取る際は、以下のような工程があるかチェックしてみましょう。
・下地処理:塩分や汚れを高圧洗浄で徹底的に除去。塩分が残ると塗膜の密着性が低下するため。
・サビ止め塗装:金属部には、防錆プライマーを丁寧に塗布。特に海沿いでは必須。
・厚塗り:塗膜を厚くすることで、塩分の侵入を防ぐ。3回塗りが標準。
・シーリング工事:外壁の隙間を耐候性の高いシーリング材で埋め、塩分の侵入を防止。
横須賀市の外壁塗装なら、ITSへご相談を!

横須賀市での外壁塗装は、耐塩性の高いフッ素や無機塗料などで塩害対策をするのが成功のポイントです。
また、海沿いの特性を知る地域密着店に相談することをおすすめします。
定期的な点検とメンテナンスを怠らず、早めの塗り替えで塩害のリスクを最小限に抑えましょう。
私たち株式会社ITSは横須賀市に拠点を置き、この地域で3,000棟以上の累計施工実績があるため、豊富な経験と知識を活かしてベストな塗装方法を提案・施工いたします。
まずはお気軽にご相談ください。専門のスタッフが親切・丁寧にご案内させていただきます。