屋根塗装・外壁塗装工事の現場調査|神奈川県横須賀市戸建て①


神奈川県横須賀市の戸建て住宅にて、屋根塗装・外壁塗装のご依頼をいただきました。
今回は、施工前に行った現場調査の様子をご紹介します。
外壁や屋根の塗装工事は、ただ色を塗り替えるだけの作業ではありません。
工事前の調査でどれだけ建物の状態を把握できるかによって、その後の下地補修や塗料選定、施工方法が大きく変わってきます。
こちらのお住まいでも、建物の至るところに経年劣化によるさまざまなサインが見つかりました。
屋根の色あせとひび割れ


こちらはスレート屋根の調査を行った際に撮影した写真です。
屋根表面には赤に近いブラウン系の塗装が施されていましたが、全体的に白っぽく粉をふいたような状態になっていました。
これは「チョーキング現象」と呼ばれるもので、紫外線や雨風による塗膜の劣化が進行し、塗料に含まれる顔料が粉状になって表面に浮き出てくる現象です。
指で軽く触れると白い粉が付着するのが特徴で、塗膜がすでに防水性能を維持できない段階まで劣化しているサインです。
さらに屋根の頂上に近い部分、棟に近い箇所には細いひび割れも確認されました。
屋根材に発生するひび割れは、雨水の浸入経路になりやすく、放置すると野地板や防水シートにまで水が回り、雨漏りの原因につながる恐れがあります。
ひび割れの幅自体は小さいものの、放置すれば広がる可能性があるため、塗装前にシーリング材でひび割れ部分を補修し、下地を整えたうえで塗装工程に進む必要があります。
レンガ調サイディングの剥がれ


続いて確認したのが、外壁に使用されているレンガ調サイディングに施された着色塗装の剥がれです。
表面をよく見ると、レンガ柄の凹凸部分の一部で塗膜が剥離し、下地本来の色が浮き出るように見えている箇所が複数確認できました。
周囲は落ち着いた赤茶色の塗膜で覆われている一方、剥がれが生じている部分だけ色味が異なって見えるため、離れた位置からでも劣化の進行が把握できる状態になっています。
サイディング材の表面塗装は、外観の意匠性を保つだけでなく、下地となるセメント系素材を紫外線や雨水から守るという役割も担っています。
塗膜が剥がれてしまうと、その部分から下地が直接雨風にさらされることになり、素材内部への水分の浸透や、凍害・膨張収縮による表面の傷みが進みやすくなります。
今回のようにレンガ柄の凹凸部分に剥がれが集中しているケースでは、凹凸の角や溝に汚れや水分が溜まりやすく、そこから塗膜の密着力が徐々に低下していったことが要因のひとつと考えられます。
外壁の欠けとシーリングのひび割れ


レンガ調サイディングの表面には部分的に欠けている箇所がありました。
また、目地部分のシーリングにはひび割れが生じています。
レンガ柄を模した凹凸部分の角が欠け落ち、下地の素材がむき出しになっている箇所が複数見つかりました。
部材同士の継ぎ目はひび割れが発生しやすい傾向にあります。
このまま放置すると雨水が外壁内部に入り込んでしまうため、塗装前に補修させていただくことを提案しました。
また、サイディングボード同士をつなぐ目地には、シーリングが施工されていますが、こちらにも細かいひび割れが確認できました。
シーリングにひび割れや肉痩せなどの隙間ができると雨水や隙間風、害虫などが侵入するケースもあります。
紫外線や気温差による伸縮を繰り返すうちに徐々に幅も広がります。
シーリングはサイディング外壁における防水性能の要となる部分であるため、既存のシーリングを撤去し、新しく打ち替えることをご案内しました。























