神奈川県三浦市・現場調査①スレート屋根点検、帯板の塗膜剥がれ、外壁チョーキング


神奈川県三浦市にて行った屋根塗装・外壁塗装の調査の様子をお伝えします!
現地調査


「家の塗装が剥がれているので塗り替えてほしい」と、ご相談くださいました。
遠くから見ても1階と2階の間に設置されている部材の塗装が大きく剥がれているのが分かります。
この部材は帯板と言い、外壁のデザインを良くするために境界線のように設置されています。
外壁より少し出っ張っているため、塗装の劣化スピードは早いものですが、それにしてもだいぶ劣化が進行していました。
恐らく、あまり耐久性の高くない塗料が使われていたのでしょう。


お住まいの裏に回ってみると、日当たりの良い面は塗装が剥がれていました。
日当たりの悪い場所は紫外線の影響が少ないため、剥がれはほぼ見られません。
塗装が剥がれていると紫外線の影響を建材が直接受けて腐食してしまい、やがて交換などの大掛かりな工事が必要になります。
そうなる前に塗装をすることをご案内しました。


外壁も拝見すると、チョーキング現象と言って塗膜表面に粉が浮いていました。
塗装の中の成分が劣化によって分離し、粉になって現れる症状です。
劣化のサインですので、外壁も塗装工事を提案しました。
屋根の様子


屋根に登らせていただき、調査を続けました。
もちろん屋根に登るのは危険なので、ヘルメットを被って滑りにくい靴で、安全な体勢で動くなど、十分安全に配慮して行っています。
屋根は多くのお住まいに使われているスレート屋根です。
もともとは濃いグレーだったという屋根が、色あせて白っぽくなっていました。


写真の右側は南、左側は北です。
日当たりが悪く、湿気の溜まりやすい北側の屋根にはオレンジ色のコケが広がっていました。
スレート屋根やセメント瓦は塗装が劣化すると防水性が低下し、コケが広がりやすくなります。
このような色あせやコケ、汚れなどは塗装が劣化しているサインで屋根塗装を検討する時期と言えます。
メンテナンスをせずに放置し続けると、ひび割れや反りが発生し、やがて雨漏りに繋がります。


外壁と屋根との取り合い部分は雨漏りが非常に多い場所です。
外壁を伝ってきた雨水が取り合い部分を傷めて雨水が浸入する恐れがあったため、ここにシーリング材を充填して雨漏りを防止することを提案させていただきました。


スレート屋根には必ず頂上に棟板金(むねばんきん)という板金が設置してあります。
屋根材と屋根材の間から雨水が入るのを防ぐためのもので、スレートと違ってサビが発生する部材です。
屋根の下の方に設置してある雪止めという金具もサビているので、棟と雪止めはどちらもサビを削るなど下地処理をし、サビ止めを塗布して仕上げ塗料を塗装することをご案内しました。


棟板金の設置には釘が使われていますが、写真のように浮いていました。
棟板金の釘は熱膨張により、どうしても浮いてきてしまいます。
熱膨張とは熱さ・冷えによって板金が膨張・収縮する現象です。
釘が浮くと棟板金も浮き、隙間ができて雨漏りが起こることも少なくありません。
強風の際には棟板金が飛散することもあるので、釘の打ち直しを提案させていただきました。


棟板金の継ぎ目にはシーリングが施工してありますが、傷んで亀裂が入っていました。
これもまた、雨漏りの原因となる恐れがあるため、シーリングの打ち替えをご案内しました。
軒天の点検


ベランダや屋根の裏側は軒天、軒裏天、軒天井などと呼ばれる場所です。
ここは直射日光は当たりませんが、地面からの照り返しによって劣化が進行します。
また、日光が当たりにくい分、湿気がこもりやすいのでカビがはえやすい部分でもあります。


拝見すると塗膜が剥がれ、カビも繁殖していました。
塗膜が剥がれているということは、軒天を保護する機能を失っている状態です。
劣化スピードは早く、やがて軒天材に穴が空いたり剥がれたりする恐れがあります。
軒天材が破損すると雨漏りや、害虫・害獣が入り込むリスクが高くなり、工事も大がかりになってしまいます。


軒天に設置されている換気口は塗膜が剥がれ、サビが発生していました。
サビは少しでも発生すると、どんどん広がってしまい、最終的には交換しなければなりません。
今回はまだ塗装で保護し直すことが可能な状態だったため、発生しているサビは削って整え、サビ止めを塗布することをご案内しました。
ケラバと破風板の点検


今回はケラバと破風の点検の様子をお伝えします。
写真の手で触っている部分はケラバ板金と言い、切妻屋根や片流れ屋根の先端に設置されています。
この部分は雨漏りの原因になりやすいため、触りながら状態をよく確認しました。
色あせ、釘の浮きが起こっていたため、釘の打ち直しとサビ止めの塗布と、紫外線や雨水から板金を守る上塗り塗料の塗装を提案させていただきました。


ケラバの下の部分は破風板と言います。
屋根の妻側に取り付けられている板を呼び、雨風が屋根の内部に入るのを防いでいます。
継ぎ目にはシーリングが施されていますが、写真のように亀裂が入っていて雨風の浸入が心配な状態でした。


こちらも屋根の内部に雨風が入り込むのを防いでいて、軒樋の下地になっている部材です。
業者によってはこの部分を破風や鼻隠しと言います。
鼻隠しも継ぎ目に大きな亀裂が入っていました。
これが原因で部材が反ったり、雨漏りが起こったりするので、シーリングの打ち替えを提案しました。
また、部材自体が色あせて防水性が低下していたので塗装も必要であることをご案内しました。























