鎌倉市・現場調査②シーリングの劣化し、外壁にひび割れが起こっていました


神奈川県鎌倉市より、引き続き屋根塗装・外壁塗装の現場調査の様子をお伝えします!
今回はシーリングの劣化と外壁のひび割れについてです。
前回の現場レポート⇒「鎌倉市・現場調査①破風板の塗膜の剥がれが気になり、ご相談くださいました」は、こちらのページです。


シーリングは外壁と外壁の間を埋めている柔らかい樹脂です。
このゴム製の樹脂を埋めることで、雨水や風が建物内に入るのを防ぎ、地震の際にはクッションの役割をしてひび割れを防いでくれています。
シーリングは紫外線に弱く、日が当たりにくい部分よりも南側など日当たりの良い場所は劣化が顕著に出ていました。


サッシ周りのシーリングは触ると硬く、肉痩せも起こっていました。
これでは雨水や風が入り込んでしまいますし、建物が揺れた際もクッションの役割を担ってくれません。
そのため、新しいシーリング材を充填する必要がありました。


最も日当たりが良いバルコニーはシーリングの硬質化、肉痩せ、細かなひび割れが起こっていました。
シーリングが建物を守れず、地震や窓の開閉による振動によって外壁に負荷がかかり、窓の隅から斜めにひび割れています。
これは開口クラックといい、補修が必要です。
シーリングの打ち替えと併せて、ひび割れの補修も提案させていただきました。