神奈川県三浦市・現場調査③棟板金の釘の浮き、シーリングの劣化


引き続き、神奈川県三浦市にて行った屋根塗装・外壁塗装の調査の様子をお伝えします!
前回の現場レポート⇒「神奈川県三浦市・現場調査②スレート屋根は色あせ、コケが繁殖していました」は、こちらのページです。


スレート屋根には必ず頂上に棟板金(むねばんきん)という板金が設置してあります。
屋根材と屋根材の間から雨水が入るのを防ぐためのもので、スレートと違ってサビが発生する部材です。
屋根の下の方に設置してある雪止めという金具もサビているので、棟と雪止めはどちらもサビを削るなど下地処理をし、サビ止めを塗布して仕上げ塗料を塗装することをご案内しました。


棟板金の設置には釘が使われていますが、写真のように浮いていました。
棟板金の釘は熱膨張により、どうしても浮いてきてしまいます。
熱膨張とは熱さ・冷えによって板金が膨張・収縮する現象です。
釘が浮くと棟板金も浮き、隙間ができて雨漏りが起こることも少なくありません。
強風の際には棟板金が飛散することもあるので、釘の打ち直しを提案させていただきました。


棟板金の継ぎ目にはシーリングが施工してありますが、傷んで亀裂が入っていました。
これもまた、雨漏りの原因となる恐れがあるため、シーリングの打ち替えをご案内しました。